前記事の木造軸組工法(在来工法)のデメリットを解消し耐震性を上げる方法でお伝えしたように木造の在来工法で家を建てる場合、接合部の強度を確保することが特に重要になってきます。
![柱に取りついたHSS1とHSP金物がボルトで固定されている状態](https://issekigiken.com/wp-content/uploads/2020/01/ede0c87bcdf20737d9f39c22ea09ccab-1.jpg)
接合部に金物工法を採用
当社では接合部の弱点を解消し強度を確保させることができる金物工法「ストローグ(通称:HSS金物工法)」を採用しています。
接合部に特殊金物を使用した「金物工法」を採用する場合、断面欠損は最小限に抑えられます。
![木造軸組工法(在来工法)のデメリットを解消し耐震性を上げる方法](https://issekigiken.com/wp-content/uploads/2020/01/bc81abb5635b48c3ac3e746f35662557-1.jpg)
柱と梁の接合部強度は在来工法の2倍以上となります。
![stroog金物HSS](https://issekigiken.com/wp-content/uploads/2020/01/nodeHSSkanamono-stroog.jpg)
出典:stroog社 HSS金物
HSS金物はあらかじめプレカット工場で取り付けられます。現場では鋼製のドリフトピンを打ち込んで固定するだけのため施工性も向上し、工期の短縮にもつながります。
![HSS金物のゴールドのドリフトピン](https://issekigiken.com/wp-content/uploads/2020/01/IMG_9688.jpg)
当社採用の金物工法は性能とコストパフォーマンスが向上
更に、当社で採用しているHSS金物工法は従来の金物工法と比較し、強度を確保しつつ、金物サイズを小型化させることで「断面欠損がより縮小」されるだけでなく「現場への搬入効率が向上」します。
![HSS金物を取り付けた柱を横倒し重ねたボリュームの比較](https://issekigiken.com/wp-content/uploads/2020/01/0a5699726e3e45f50257bc763a500e0d-1.png)
経年劣化も考慮された接合部
また、HSS金物はあらかじめナットが溶接されていて、これが突起状のホゾとなりしっかりと梁にかかります。経年劣化で梁が痩せたとしてもズレ落ちにくい構造となっています。他社の金物工法はボルト耐力のみで梁の荷重を支えているため、HSS金物は梁のズレ下がりをより防げる仕様です。
出典:stroog
公的機関にも認められた信頼の金物
出典:STROOG
HSS金物工法は「公益財団法人 日本住宅・木材技術センター」による強度試験で確かな耐力が確認されています。安心して使用できる金物です。また、その他コネクタについても国土交通省の大臣認定、日本建築センターの構造評定の新工法認定等の各種認定も取得しています。
※公益財団法人日本住宅・木材技術センターは、木造住宅などにおける木材の利用技術を開発、普及し、関連する産業を活性化することを目的として、昭和52年(11月24日)に農林省(現 農林水産省)と建設省(現 国土交通省)の許可を受けて、設立された公益法人です。
引用:(公財)日本住宅・木材技術センター公式サイト
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